資生堂、男性用整髪剤で首位に

資生堂が男性化粧品ブランド「ウーノ」から売り出したスプレー式の「フォグバー」が爆発的なヒットとなり、マンダムの「ギャツビー」ブランドに許していたトップの座を奪還した。これに対し、マンダムも品ぞろえの拡充で巻き返しの機会をうかがう。資生堂は、フォグバーが発売後3カ月で340万本を出荷、約20億円を売り上げたと発表。当初販売計画の240万本をわずか1カ月で達成し、品切れの店舗が続出しているという。ウーノとしてのシェアは38.8%を獲得。

ギャツビーを首位の座から引きずり下ろした。フォグバーは、霧状の液体を髪に吹き付け手ぐしなどで全体になじませて使う。これまで主流だったワックスのように固まりすぎず自然な風合いが出て、乱れても簡単に直すことができるのが特長。購入者の2-3割は女性といい、新たな市場も開拓した。これに対し、マンダムはあくまでも「主流はワックス」と従来路線を貫く構え。今後ギャツビーブランドのラインアップを強化する方針。中年男性向けブランド「ルシード」では、べとつきの少ないワックスで利用率が低かった中高年層の取り込みを急いでいる。資生堂は1996年に男性用整髪剤市場に他社に先駆けてワックスを投入。その後、マンダムのギャツビーに先行されたため、2005年にウーノで反転攻勢をかけて首位を奪回。しかし2006年にマンダムがギャツビーのワックス「ムービングラバー」を投じて再び首位を奪い返していた。



2015年09月19日 Posted bysimple at 11:43 │Comments(0)

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